ラクトフェリンの効果

 ラクトフェリンの多機能性は、世界中の研究者の注目を集めており、
医学、薬学、農学、微生物学をはじめ、
健康、食品、家畜、バイオテクノロジーと実に幅広い分野において、
さまざまな研究が報告されています。

  例えば、生活習慣病など深刻な病を引き起こしたり、
老化現象の原因と言われる活性酸素を抑制する働き。

  鉄イオンと結合し、細菌の生存に必要な鉄分を奪い、
細菌の生存や増殖を抑制する抗菌、殺菌効果。

  腸内の悪玉菌を減少させ、
善玉菌の増殖を助ける整腸作用。 

  ラクトフェリンが話題になる理由は、
これだけ多くの効果が期待できるという万能性にもあるのかもしれません。
  


 数あるラクトフェリンの効果の中でも、
特に注目を浴びているのはダイエット効果でしょう。

  近年、メタボリック症候群という言葉が一般的に知られるようになりましたが、
ラクトフェリンはそのメタボの原因である内臓脂肪を減少させる効果があるということが、
2008年にライオンが行った臨床試験で示唆されました。

  この臨床試験の内容は、
35~60歳の男女に1日当たり300mgの腸溶性ラクトフェリンを2ヶ月間摂取してもらった結果、
平均で内臓脂肪面積が22%減少したというものです。

 また、ライオンが行った、歯周病菌のLPSを投与して、
血液中の脂質量の変化を測定するマウスの研究によると、
ラクトフェリン非投与郡はコレステロールが約13倍となったが、
投与郡は約5.3倍に留まりました。

  また、脂肪分解を促す酵素の働きを邪魔するタンパク質(ペリリピン)の発生を
低下させる働きもあることが明らかとなっています。

  他にも、ダイエットと深い関わりのある便秘の改善も確認されています。
便秘になぜ影響を及ぼすのか、完全には解明されていませんが、
回腸部でラクトフェリンと胆汁酸がゆるく結びつくことが関係していると考えられています。
ラクトフェリンと胆汁酸の結合物は、悪玉菌の生育を阻害し、
善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌の増殖を助けます。
これによって、悪玉菌が原因となっている便の悪臭や便秘が改善されるのです。

 以上のことから、ラクトフェリンがダイエット効果をもたらしてくれる成分だと言われているのです。

  基本的には、飲むだけで内臓脂肪やコレステロール、
便秘などに効果が発揮されますので、
運動や食事管理が面倒な方のダイエットサポートとして話題になっています。
 


 現代の日本において、死亡原因のトップを占める重大疾患のひとつであるガン。

 ラクトフェリンの効果には、そのガンの予防効果も示されています。


 大学などの研究者が行ったラットによる研究によると、
ラクトフェリンを与えなかったラットの発ガン率は57.5%となったのに対し、
ラクトフェリンを与えたラットでは10~26%に止まった。

  この結果から、ラクトフェリンのガン予防効果に注目が集まりました。

  ラクトフェリンのガン予防のメカニズムは
  ・腸内の悪玉菌を減らす
 ・ガン細胞の増殖スピードを遅くする
 ・炎症を起こす菌の働きを抑える
  などの働きによると考えられています。

  他にも、肺に転移する特殊な大腸ガン細胞をマウスの背中に植え、
ラクトフェリンを与えると、通常3週間後には肺に多数の転移巣が現れるはずが、
このラットの場合はかなりの転移が抑えられていました。

  これは、ラクトフェリンがナチュラルキラー細胞を強化したことによって、
転移を防いでいると考えられています。

  他にも大腸に5㎜以下の小さなポリープがある
40~75歳の104人を対象に、ラクトフェリンの効果を調べた実験によると、
ラクトフェリンを1年間毎日摂取したグループは、ポリープの大きさが平均4.9%小さくなり、
別の錠剤を摂取したグループは、逆に平均6%大きくなっていました。

  大腸ポリープは成長すると、大腸がんに進展する可能性があるため、
ポリープを小さくすることで、結果、がん化を抑えたことになります。

  更に、大学などの研究者との研究では、ラクトフェリンを使ったがんの二次予防を目的とする
二重盲検試験を発していて、ラクトフェリンがガンに及ぼす影響は、まだまだ広がりを見せています。


 C型肝炎の最も大きな問題は、
放置しておくと「肝硬変」や「肝臓ガン」に変化する可能性があるということです。
肝臓がんで死亡した人の7~8割がC型肝炎から進行した人と言われています。

  C型肝炎と診断された場合、
インターフェロンと呼ばれる抗ウイルス剤の注射や肝臓を守る薬などでの治療が行われます。
インターフェロンは、肝細胞に直接働いて、ウイルスの増殖を防ぐ抗ウイルス剤です。

 インターフェロンを投与すると、
インフルエンザにかかったような症状
(発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛、全身の倦怠感、食欲不振など)や、
うつ状態になることがあり、注意が必要です。

  自覚症状が少なく、
副作用のある薬を投与しなければならないC型肝炎は、
本当に苦しい病気です。
少しでも多くの治療方法が求められています。

  そんな中、ラクトフェリンがC型肝炎に効果を発揮することが分かってきました。

  45人のC型肝炎ウイルス保菌患者に1日1,800mgのラクトフェリンを投与し、
有効性について臨床試験を行ったところ、
20%の人の血液中ウイルス量が半分以下になったと報告されたのです。

  他にも、難治性のC型肝炎の患者にラクトフェリン1日600mgを三ヶ月間投与すると、
血液中の平均ウイルス量が投与前の約69%まで低下し、
14人中6人の患者はウイルス量が半分以下に減ったという報告もあります。

  さらに、高ウイルス量の慢性C型肝炎患者15人に1日3,600mg(Aグループ)、
10人に1日400mg(Bグループ)のラ卜フェリンを6ヶ月間投与したところ、
Aグループは投与した全員のウイルス量が、減少率平均約50%となる一方、
Bグループは、ウイルス量の低下は確認できたものの、Aグループに比べると効果が低かったといいます。

  しかも、いずれの試験でも、副作用は認められませんでした。


 一度発症すると、自然治癒することはほとんどないと言われている花粉症ですが、
症状を緩和させることはできます。

  花粉症の緩和に効果があると言われているものはいくつかありますが、
ラクトフェリンも症状の緩和に影響を示す成分です。

  まず花粉症とは、目や鼻の粘膜に花粉が付着すると、
花粉内からアレルゲンとなるタンパク質が溶け出し、
体がこれを異物と認識します。

  この情報は、胸腺由来のリンパ球であるT細胞から、
骨髄由来のリンパ球であるB細胞へと伝えられ、
B細胞はこの異物に対抗する抗体を作ります。

 この抗体が血液や粘膜中に存在する肥満細胞や好塩基球と結合し、
再び花粉アレルゲンが侵入すると、
化学伝達物質(ヒスタミンなど)が様々な症状を引き起こすのです。

  ラクトフェリンは胸腺由来のリンパ球であるT細胞に働きかけ、
抗体の発生を抑制するのです。
そのため、化学伝達物質であるヒスタミンなどの生成が減少し、
花粉症の諸症状が緩和されるのです。

  また、ボランティアによって行われた臨床試験では、
花粉症の他に、アトピー性皮膚炎、喘息などのアレルギーにも有効であることが確認されています。
 



 

「話題になっているから」「人気があるらしいから」サプリメントを飲むのではなく、
自分の体にどう影響して効果を発揮してくれるのか。

それを知った上で、試していきましょう。
ワタシ的にライオンのラクトフェリンはアタリでした!


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